歯の栄養

今回のテーマは歯の栄養です。

歯に必要な栄養とはなんでしょうか。

まずは歯の構成ですが、
歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄腔とういう4種類に分かれます。

・エナメル質
歯の表面を覆っている硬組織で、人の組織の中で最も硬くほとんどがヒドロキシアパタイトという成分からなっています。
96%がこのヒドロキシアパタイトです。残り4%は水になります。

・象牙質
歯の主体となる硬組織で、約70%がヒドロキシアパタイト、残り20%が有機物、10%が水からなっています。

・セメント質
歯の根っこを覆う硬組織で、約60%がヒドロキシアパタイト、残り25%が有機物、15%が水からなっています。

・歯髄腔
歯の神経(歯髄)が入っている空洞です。

構成的には、歯の露出している所(歯冠部分)がエナメル質で覆われていて、歯の根っこ(歯根)がセメント質で覆われています。
そしてエナメル質とセメント質に覆われている中に象牙質があります。
そしてその象牙質の中に、歯髄空があり、歯の神経や毛細血管が入っています。

ちなみにですが、歯が虫歯になってしまうと虫歯菌による酸により、まずエナメル質が溶かされます。
そして象牙質が溶かされていくと、歯髄腔の中の神経までとの厚みがなくなったり、神経が露出してしまったりするので、
歯がしみたり、痛みが出たりします。

そして歯を構成しているハイドロキシアパタイトという成分は骨の60%が含んでいたり唾液に含まれる成分になります。
成分の中にカルシウムを含んだものになります。

ここまでが歯の基本的な構成になります。そして次に歯にはどのような栄養がふさわしいかですが、
まずはメインの栄養素になるカルシウム・リン・タンパク質。
さらにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンDが必要になります。
どのような食物がこれらの栄養を含んでいるのでしょうか。

カルシウム・リン
牛乳等の乳製品、大豆やひじき、ごまなどがあります。
歯の主体となる成分です。

タンパク質
卵、肉、魚、そしてこちらも乳製品、や大豆などが含んでいます。
歯の土台を作る働きがあります。

ビタミンA
卵や緑黄色野菜、チーズなどが含んでいます。
歯のエナメル質を作る働きがあります。

ビタミンC
野菜類、果物類、イモ類などが含んでいます。
ビタミンCは傷の治りを助ける働きもあります。

ビタミンD
魚介類やキノコ類などが含んでいます。
そしてビタミンDには腸から吸収したカルシウムを、骨や歯へ送る働きがあります。

歯には上記のような栄養素が必要になります。
ただ偏った摂取は逆効果になりますので、バランスよく栄養を摂取することが大事になります。
特に乳歯から永久歯に生え変わる時期は、健康な歯の生成に影響しますので、カルシウム不足にならないようにするなどの対応が必要になります。

そしてフッ素塗布などにより、外部から歯質を強化することもできます。
町田駅前グレイス歯科・矯正歯科では、
子供から大人まで無料でフッ素塗布を行っていますので、お気軽にご相談下さい。

町田の歯医者 - 町田駅前グレイスデンタルクリニック

年中無休で診療しております。お気軽にお電話ください。

042-785-5397

診療時間
10:00∼14:30
16:00∼21:00

※ 夜21時まで診療いたします。 詳細はお電話でお問い合わせください。

ページトップへ