子どものうちから矯正すべき?小さいお子さんの矯正治療の流れ

子どもの矯正治療(1期治療、2期治療それぞれの流れ)

お子さんの矯正治療には歯の生え変わりを境目に1期治療と2期治療があります。1期治療は乳歯と永久歯が混ざって生えている混合歯列の頃まで、2期治療は永久歯が生えそろっている永久歯列の時に行います。

1期治療

1期治療は上下のあごのバランスを整えることが目的です。あごの成長は子供の頃に盛んに行われるため、この時期に上下のあごのバランスを整えておくと後で生えてくる永久歯がきれいに並びます。

あごのバランスを整える治療で多いのが、あごを拡げる治療です。小さいあごはモデルのようで見た目は良いですが、歯が生えるスペースが不十分になるため歯がガタガタになったり出っ歯になったりとトラブルが多くなりがちです。

あごを拡げるための治療はプレートという装置を歯にはめて使います。自分で取り外し可能な装置です。装置中央のネジを回すとあごが拡がる方向に力がかかりますので、その力を利用してあごを拡げる仕組みです。1日12~15時間装着し、1~2ヶ月に1回のご来院で経過をみます。全体の治療期間は1~3 年です。

お子さんの矯正治療の終着点は永久歯を正しい歯並びにすることです。1期治療が終了した後は、永久歯が生えてくるのを待ち、2期治療が必要かを経過観察します。

2期治療

2期治療は永久歯の歯並び・噛み合わせ・見た目の美しさをトータル的に考え、歯を動かしていく治療です。

カウンセリングと精密検査の後、治療計画(治療内容・期間・費用など)を立て治療に移ります。治療は矯正治療でおなじみのワイヤーとブラケットもしくは、マウスピースを歯に装着して行います。1ヶ月に1回の来院ペースで、治療期間は1~2年程です。

治療後は、歯が元の位置に戻らないようにリテーナーというマウスピースを1年程使用していただきます。

大人の矯正治療との違い(子どものうちに矯正治療を行うことのメリット)

矯正治療における大人と子供の違いは、あごの成長と歯の動かしやすさの違いにあります。
あごの成長は子供の時にしか起こりません。

成長を終えたあごの骨格を変えることは難しく、通常は歯を動かすことで矯正するしかありません。しかし、あごが成長している最中に治療をすると骨格レベルで矯正ができるため、後に生えてくる永久歯の歯並びが自然と良くなります。そのため、2期治療での抜歯や無理に歯を動かす必要が少なくなります。

また、子供は骨がやわらかいため歯が動きやすく、それに伴う痛みも大人に比べて軽減します。治療後も正しい歯並びに対して歯や歯茎・筋肉などが適応してくれやすいです。

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